【まだ早い?】30代から始める健康管理術

【まだ早い?】30代から始める健康管理術

Aug 29, 2017

公私ともに充実し、人生にますますハリが出てくる30代。しかし気持ちとは裏腹に、身体の衰えを顕著に感じ始めるのもこの年代です。

「だけど今から健康法を試すなんてちょっと早い??……」そう思っている方、30代から健康管理を始めることは決して早くありません!

30代は男性にとっても女性にとっても、身体に大きな変化が訪れる時期。この時期にしっかり対策を取ることが、将来の健康に大きくかかわってくるのです。

何歳になっても生き生きと人生を楽しみたい!
そんなあなたのために、今回は30代から始める健康管理術をご紹介します。

30代は健康管理の基盤となる時期

昇進や転勤、結婚、出産など、ライフステージ上で大きな転機が訪れやすい30代。その一方で、「脂肪がつきやすく、痩せにくくなる」「寝ても疲れが落ちない」「息が上がりやすくなる」など、身体の内側と外側の両面からも変化が表れ始めます。

企業の定期健康診断では、30代になるとバリウム検査や心電図検査を検査項目に追加している場合が多く、これは30代が生活習慣病や内臓疾患にかかる可能性が高くなり始める年齢であることを示しています。30代はまさに、人生と身体の双方にとってのターニングポイントと言えるでしょう。

そのため、転換期であるこの時期に、自分の健康状態を一度見直し、これからの人生も健康に過ごすための基盤をつくる必要があるのです。

老化の進行を抑えるには生活習慣の見直しを!

ではなぜ、30代で身体に変化が起こるのでしょうか。
主な原因として以下が挙げられます。

● 体力・筋力の衰え
● 基礎代謝の低下
● 免疫機能の低下
● 内臓機能の低下

また、女性は30歳を境目に女性ホルモンが徐々に減少するため、生理不順や肌質の低下が起こりやすくなり、早い人では30代半ば頃から更年期の症状が出始めます。

こうした様々な機能の衰えや低下は加齢によるもので、ある程度は仕方のないことですが、生活習慣や体質を改善することで、進行を緩やかにできます。

以下の項目に沿って、自分の生活習慣を見直してみてください。

● 毎日、規則正しく睡眠を取っているか
● 過度な飲酒をしていないか
● 喫煙はしていないか
● 食事は偏っていないか、1日3食食べているか
● 日常的に激しいストレスを感じていないか
● 身体を冷やしていないか
● 定期的に運動しているか

あらゆるメディアでも散々言われていることですが、こうした日々の習慣が私たちの健康の礎となっています。

日常生活ですぐ実践できる健康管理術3選

それでは実際に、どのように健康を管理したらよいのかをご紹介しましょう。
すぐに実践できるものばかりですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

<質の良い睡眠を取る>

成人の理想的な睡眠時間は7~8時間程度。しかし、ただ眠るだけでは正しく体を休めることができません。眠る前にストレッチをして体をほぐす、スマホなどブルーライトを発するものは見ない、自分に合った枕を使用するなど、睡眠の質を上げるための工夫をしてみてください。

また、近頃は睡眠時間を記録・管理できるアプリも多く出ていますので、毎日の睡眠時間と寝起きの状態をデータ化し、自分に適した睡眠時間をしっかり把握すると更に効果的です。

<運動を日常に取り入れる>

厚生労働省の『平成27年国民健康・栄養調査報告』によると、30代で1回30分以上の運動を週2回以上実施し1年以上継続している人の割合は男性18.9%、女性14.3%と大変低く、将来的に骨粗鬆症や糖尿病などに罹患する恐れが指摘されています。

しかし現代人は忙しく、仕事や育児・介護の都合でジム通いやジョギングなど本格的な運動ができない人もいるでしょう。そんな場合は、

● エレベーターの代わりに階段を使う
● 家の中をつま先立ちで歩く
● テレビを見ながらバランスボールに乗る

など、「これなら自分にもできそう」というものを探して、少しずつ運動する習慣を身につけていってください。

<栄養素を意識した食生活を送る>

最近の日本人、特に女性は、ダイエットを意識するあまり肥満よりも痩せの傾向が強く、「食物繊維」「カルシウム」「ビタミン」「カリウム」など、摂るべき栄養素がほとんど足りていないという調査結果が出ています。

これらの栄養素が不足していると、便秘や貧血、骨粗鬆症、生理不順など、様々な疾患にかかってしまう可能性があります。

健康な食生活のポイントは、「減らす」のではなく「バランスを整える」ことにあります。痩せ=健康ではありませんから、必要な分のカロリーはきちんと取り、適正体重を維持するようにしましょう。

食生活を見直すためには、手帳やダイエットアプリなどで、毎食の食事内容を記録するのが手軽で便利です。1週間も記録すると自分に不足しがちな栄養素が分かりますから、足りない分はサプリを飲んだり、チーズや小魚のスナックなど保存のきく食品を常にストックしておくと良いでしょう。

また1日のリズムをつくるために朝食は必ず摂るようにし、パンよりも脂質が低く消化しやすいご飯を選んで食べるのがおすすめです。

まとめ

風邪をひくと、いつもの健康体がいかに有難いかを心から実感しますが、糖尿病やがんなど深刻な病にかかってから健康に思いを馳せても時すでに遅し、です。人生に深みが増して、ますますやりがいが増えてくる30代だからこそ、今のうちに将来の健康の基礎を確立しておき、40代、50代の人生を更に充実させてくださいね♪

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