鼻の目立つ毛穴をケアする方法♪

鼻の目立つ毛穴をケアする方法♪

Oct 25, 2017

季節を問わず女性たちを悩ませる“イチゴ鼻”や開いた鼻の毛穴。鼻は顔の中でも突出しており毛穴の数も多いため、毛穴が特に目立ってしまう部位です。毎朝お化粧をする時、鼻を眺めては「また毛穴が……」と溜息をついている方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな悩みの種である鼻の毛穴がなぜ目立ってしまうのか、どうすれば鼻の毛穴の黒ずみが取れるのかをご紹介しますね。

正しいケア方法を知って、みんなが羨むキレイな鼻を手に入れましょう♪

鼻の毛穴はなぜ目立ってしまうの?

<原因1:角栓の詰まり>

毛穴をイチゴの粒々のように黒く見せる汚れの正体は “角栓”。角栓の70%は死んだ古い細胞(角質)で、残りの30%は皮脂やホコリ、メイクの洗い残しなどです。

角栓は本来、蓋となって毛穴を保護して雑菌の侵入や水分の蒸発を防ぎ、役目が終わるとターンオーバー(新陳代謝)によって自然に排出されるようになっています。しかし、生活リズムの乱れやストレス、乾燥・皮脂の過剰分泌などによって正常なターンオーバーのサイクルが崩れると、角栓が上手く押し出されずに、どんどん毛穴に溜まっていってしまいます。

<原因2:色素沈着>

ターンオーバーが正常に行われていないと、角栓だけでなくメラニンも排出されません。メラニンも本来は紫外線から肌を守る働きがありますが、紫外線を浴び続けると過剰に生成されすぎてしまい、排出しきれずに残ったメラニンの色素が沈着して毛穴のシミに。

またメラニンは、皮脂の酸化や皮膚をゴシゴシこするといった強い刺激を与えることでも生成されます。そのため、色素沈着による黒ずみを角栓と勘違いして洗顔や毛穴パックを繰り返すことで、かえって皮膚を傷つけてしまい、結果、メラニンによる黒ずみがひどくなってしまうという悪循環にも陥りかねません。

<原因3:たるみ・乾燥などによる毛穴の広がり>

角栓は詰まっていないのに鼻の毛穴が目立つ場合は、肌がたるんで毛穴が開いてしまう“たるみ毛穴”になっている可能性があります。

肌の表面は、皮溝(ひこう)という細い溝と皮溝に囲まれた皮丘(ひきゅう)という盛り上がった部分でできており、皮溝の交点が毛穴になっています。

肌のキメが細かい場合、皮丘の形はぷっくりとした均等な三角形で、間にある毛穴はキュッと締まった状態になっています。しかし加齢や乾燥によって肌にハリがなくなると、皮丘がたるみ、毛穴が広がってしまうのです。

また、皮脂が過剰に分泌されていると、角質が上手く作られない“角化異常”に陥り、毛穴がぽっかりと開いて目立ってしまったり、毛穴がクレーター上にへこんでしまい、陰影が際立つために毛穴が黒く見えてしまったりする場合もあります。

鼻の目立つ毛穴対策はコレ!

鼻の毛穴に関する問題の根源はターンオーバーの乱れや乾燥、肌へのダメージの蓄積にあることがお分かりいただけたでしょうか。では、どうすれば毛穴の目立ちを予防できるのか、また、毛穴が黒くなってしまった場合、どのような対策があるのかをご紹介しましょう。まずは予防法から。

(1)生活習慣・食生活の乱れを直す/ストレスを減らす

ターンオーバーのサイクルを狂わせる原因は、不規則な生活リズムや偏った食生活にあります。イライラを溜めこむことも、肌の老化を招いたり女性ホルモンの働きを阻害してしまったりするため、良くありません。

規則正しく睡眠をとっているか、栄養バランスの良い食事をしているか、ストレス発散を定期的にしているかどうかをまず見直してみましょう。

(2)過剰な洗顔、誤った毛穴ケアをやめる

角栓を取ろうとして何度も洗顔する、毛穴をギュ~っとつまんで角栓を押し出すといった行為は、かえって肌を傷つけ、乾燥や皮脂の過剰分泌を招く恐れがあります。洗顔をする際は、

 

  • ● 泡で優しくゆっくりと洗い、指やブラシなどで直接こすらない
  • ● スクラブ入りの洗顔剤を使わない
  • ● 30~32℃程度のぬるま湯で洗う
  • ● 顔を拭く際は、柔らかく清潔なタオルでそっと抑えるようにする

といったポイントに気を付け、日頃の紫外線対策も欠かさないようにしましょう。

(3)保湿を欠かさない

毛穴対策で特に大事なのが保湿。乾燥ぎみか脂っぽくなりやすいのか、肌質によって適している化粧水や美容液は変わってきますので、パッケージをよく読んで自分の肌に合った化粧品を探しましょう。

また、化粧水の潤いを逃がさないよう、必ず美容液、乳液、クリームもしっかりと塗り、程良い水分と油分が常に保たれている状態を維持しましょう。

次に、毛穴が黒くなってしまった場合の対処法です。

(1)角栓の詰まりはオイル+綿棒で優しくポロリ

肌を傷めないために、角栓はオイルで浮かせて綿棒で絡め取るのがオススメです。まずはベビーオイルやオリーブオイル、ホホバオイルなど香料の入っていないオイルと綿棒を用意。洗顔+保湿後に、オイルをひたした綿棒で鼻を優しくマッサージすると、角栓が自然に浮き出るため、綿棒でそっと取り去ることができます。

(2)落ちにくい色素沈着は医療機関に相談を

メラニンが沈着してしまった場合は、ターンオーバーを正常化し黒ずんでしまった細胞を一刻も早く排出させることが重要です。ピーリングや血流を良くすることでターンオーバーを促進できる場合もありますが、色素が染みついて時間が経ってしまった場合は、なかなか落ちにくいケースも。

どうしても改善しないようであれば、皮膚科や美容クリニックなどの医療機関へ相談しましょう。

(3)毛穴の開きは保湿と食べ物で対策

たるみ毛穴の原因は肌のハリ低下ですから、とにかく保湿をすることが一番。また、タンパク質やビタミンA・C・E、鉄分といった栄養素も、肌の潤いや弾力を維持する手助けをしてくれます。緑黄色野菜や赤身肉、魚などをバランス良く食べ、身体の内側からも肌をケアしましょう。

まとめ

気になってついつい過剰にケアしてしまいがちな鼻の毛穴ですが、重要なのは、肌の正常な生まれ変わりサイクルを取り戻してあげること。今までなかなか鼻の黒ずみが消えなかったという方は、ご紹介したように、生活習慣や食生活など自分の内側に目を向けてみてくださいね!

2017年も残すところあと僅か。今年中にイチゴ鼻・黒ずみ鼻とサヨナラして、スッキリと新年を迎えたいものですね♪

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